『土光敏夫~信念の言葉~』を読んで

 

[新装版]土光敏夫 信念の言葉

[新装版]土光敏夫 信念の言葉

 

 IHI東芝の社長を務めたモーレツ土光さんの説話集。

どのように人生や社会人生活ををおくるべきかという指針を多く与えてくれる本。
平易な文章で書かれているが,どれも実行するのは難しい。
 
以下内容の抜粋。
【人生篇】
・「一日一日にけじめをつける」
今日という日は、自己の人生に初めて訪れた日であり、またけっして再び訪れることのない日でもある。
だから、この一日を粗末に過ごす人は、毎日を粗末に過ごし、一生を粗末に過ごすことに通ずる。
一日一日に、けじめを付けていこう。
 
【経営篇】
・「仕事はたてわりで与える」
日本の企業では、ヒトが縦につながって仕事をしている、とよく言われる。一連のまとまった仕事でも、上澄みの良い部分は上級者がとり、沈殿したつまらない部分は下級者に割り振られる。
これでは若手のモチベーションが上がるはずもない。
→一人でPDCAを回せる体制がひかれていなければ、成長はない。仕事を振る際は注意。
 
・会議は真剣勝負の場
会議は真剣勝負の場である。一対一の立ち合いである。助太刀を求めてはならない。一人で出る自身がないのであれば代理者一人を出せばよい。
 
・早期・重課・鍛錬主義
早いうちから、重い仕事を、引き受けること。そのような環境に飛び込むこと。