『ジェノサイド』を読んで

ジャンル:SF×戦争

読み応えあり。予想を裏切りながらすすんでいくので楽しい。

 

状況:

①「アフリカで新種の生物が誕生し,人類を滅亡させる」というハインズマンレポートを読んだアメリカ大統領は,傭兵を雇って未知の生物を殺そうと画策する。

 

②傭兵のイェーガーは,肺胞上皮細胞硬化症という難病を抱えた子供の治療費を稼ぐため,未知の生物を殺戮する作戦にアサインする。

 

③日本では,ウイルス研究の学者が死亡し,その息子であるケントが父親の研究を引き継いだ。その研究内容は,ハインズマンレポートに関わるものであったが,その頃からCIAやFBIから命を狙われるようになる。

 

言動:

②アフリカで未知の動物と遭遇,それは新人類だった。脳が肥大化した新人類であった。知能指数は人間をはるかに超えていた。アメリカ大統領は,新人類が現生人類にとって脅威であると感じ,殺戮を命じたのだった。この新人類(ウヌス)は,イエーガーの息子が患っていた肺胞上皮細胞硬化症を治療する薬を作ることができることがわかり,ウヌスを殺戮せずに逃がすことにする。

 

結果:

イェーガーVSアメリカ。ウヌスの知能をうまく活用して,なんとか逃げ延びる。息子の病気も完治

 

 

ジェノサイド

ジェノサイド

  • 作者:高野 和明
  • 発売日: 2011/03/30
  • メディア: 単行本