『ジェノサイド』を読んで
ジャンル:SF×戦争
読み応えあり。予想を裏切りながらすすんでいくので楽しい。
状況:
①「アフリカで新種の生物が誕生し,人類を滅亡させる」というハインズマンレポートを読んだアメリカ大統領は,傭兵を雇って未知の生物を殺そうと画策する。
②傭兵のイェーガーは,肺胞上皮細胞硬化症という難病を抱えた子供の治療費を稼ぐため,未知の生物を殺戮する作戦にアサインする。
③日本では,ウイルス研究の学者が死亡し,その息子であるケントが父親の研究を引き継いだ。その研究内容は,ハインズマンレポートに関わるものであったが,その頃からCIAやFBIから命を狙われるようになる。
言動:
②アフリカで未知の動物と遭遇,それは新人類だった。脳が肥大化した新人類であった。知能指数は人間をはるかに超えていた。アメリカ大統領は,新人類が現生人類にとって脅威であると感じ,殺戮を命じたのだった。この新人類(ウヌス)は,イエーガーの息子が患っていた肺胞上皮細胞硬化症を治療する薬を作ることができることがわかり,ウヌスを殺戮せずに逃がすことにする。
結果:
イェーガーVSアメリカ。ウヌスの知能をうまく活用して,なんとか逃げ延びる。息子の病気も完治
コロナ危機でも出歩く若者と『乱反射』との共通点
最近,無症状感染者が町へ出歩いていることが,爆発的な感染拡大を引き起こしているという記事を読んだ。無症状感染者には,コロナウイルスをまき散らし,人を殺している自覚がない。「これくらいいいだろう」というちょっとしたマナー違反が,他人を死に追いやっているのだ。
ちょっとくらいいいだろう,というマナー違反が他人を死に追いやることを,『乱反射』では上手に描写している。以降,備忘録。
・主人公の子供は,風にあおられて倒れてきた街路樹の下敷きになってなくなってしまう。
。この不運な事故は,防ぐことのできない天災ではなく,人災であることを主人公は突き止める。
・街路樹が倒れた直接の原因は,街路樹の手入れをしていた業者の職務怠慢であるが,その業者が街路樹をチェックしなかった理由は,街路樹の根本に犬のふんが落ちており,重度の潔癖症である業者はその街路樹に近づくことができなかったからだ。
・犬のふんが街路樹の根本に放置されていたのは,犬の飼い主が腰痛もちであり,腰をかがめてふんをひろうことができなかったため,「ちょっとくらいいいだろう」とふん片づけなかったからである。
・そのほかにもいろんなひとのちょっとしたマナー違反が重なって,この子供はなくなった。
自分がウイルスを持っている前提で,絶対に不要不急の外出をしないようにしなくちゃね。
「殺人出産」を読んで
気持ち悪い。
殺人、3Pとか、今の世の中の非常識が常識となった世界を描いたはなし。
この本は、世間の常識に一石を投じるためにかかれたのかもしれない。ただ、僕は気持ち悪くて冷静に読めなかった…。
そもそも、作中の常識についていけなかったし、殺人の描写も生々しすぎて、読み続けられない。
『踊る大走査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』
人生初の,「事件は会議室で起きているんじゃない,現場で起きてるんだ!」
やっぱりこれは名言だ,自分の仕事の仕方まで反省させられた。
指示をだす人は,指示を受ける側のことをよく考えないと。
私自身,相手の気持ちを無視した仕事の依頼をしてしまって何度も怒られた。
(今日もやってしまったな…)
「仕事は無理強いするものじゃない,心地よくやってもらえるように」だね。
はじめてダンスを見た感想
みんなが興奮するタイミング,「ふ~~~」と歓声をあげるタイミングがおかしい。
観覧者は,あんま踊ってない,ゆったりとした動きの時に「ふ~~~」と歓声をあげるんだね。
素人の私からすれば,手の平がものすごい速さで動いているところで歓声をあげたいのに。
動きが激しいときは,ダンサーの邪魔をしないように,歓声をがまんしてるのかな?
【すべらない話】宮川大輔の話し方(怖がらせて,緩める)
怖い話で場を緊張させて,オチで緩めて笑いをとる定番スタイル。
話の流れ
【状況説明】半年くらい前の話。車で帰省中お腹が痛くなって,パーキングエリアによってうんこをしていた。
【怖がらせ】夜中のさびれたパーキングエリア。
うんこをしていたら,大便の個室の外側から「コツ,コツ,コツ」と足音が聞こえてきた。小便も大便もしている様子はなくトイレの中で何かをやっている様子があり,「なんやろこれ,こわいなあ」と思ってた。
そしたら,「ぐえ!(擬音)」っと音が聞こえた。「変な人が猫の首でも絞めてるんじゃないかと思った」
【オチ】革靴はいたおっさんが,ジェルののこっとったやつをしぼってた。絞ったときの音が,「ぐえ!」っていう音の正体だった
【オトすための工夫】
・聞き手に,当時の自分の怖い気持ちを伝えるために,「こわかった」という自分の感情を繰り返し繰り返し伝えていた。
・擬音を交えていた。
・怖がらせまくることが,笑いを起こす秘訣